歯科医院は虫歯になって歯が痛くなったら行く場所だと多くの人が思っています。中には、痛みはないのに、学校や会社の検診で虫歯が見つかってしまって、仕方なく受診するという人もいるかもしれません。このように、歯科医院というのは積極的に行きたい場所ではないというのが多くの人の意見です。けれども、歯科医院というのは、決して嫌な場所ではありません。

きちんとしたケアを行ってもらうためのお口のパートナーとして活用するようにしましょう。そのためには、意識を変えなければいけません。痛くなったら行くというのは、すでに虫歯になっているということです。虫歯は進行性の病気なので、自然に治ることはありません。

痛みが出ているというのは、ある程度症状が進んでいるという証拠です。ですから、痛みが無くても歯科医院を受診するという習慣をつけるといいでしょう。具体的には、定期的に検診を受けるということです。大人は半年に1度が受診の目安になり、子供の場合は虫歯になりやすいので3~4カ月に1度受診するようにしましょう。

こうすると、虫歯ができても初期段階で治療ができるので、痛みを感じることがなくなります。治療回数も少なくて済むというメリットもあります。歯科医院に行くのが苦手だという人でも、歯をきれいにしたいという希望はあるでしょう。虫歯だらけで、ヤニがついている歯や、口臭がある人と、白い歯で息もすっきりしている人では印象が違うのは誰の目にも明らかです。

歯というのは、真っ白ではありません。毎日食べている食事の中でも、カレーやお茶、コーヒーなど着色性のあるもので歯の表面が茶色くなっていきます。食べてすぐの段階なら、歯を磨くことで落とせますが、時間がたってしまうと歯ブラシで落とすことはできなくなります。タバコを吸っている人は、ヤニが付いてしまいます。

着色の付いた歯というのは、ざらざらとして汚れが付きやすい状態になってしまいます。自分では落とせないと諦めている人が多いですが、歯科医院で専用の器具を使ってクリーニングしてもらうと、着色はきれいに落とすことができます。着色がなくなることで、ザラザラした感じもなくなるので、汚れも付きにくくなり、お口の中はとてもさっぱりとします。見た目の印象も大きく変わり、歯のクリーニングを受けて良かったと感じる人の方が多いです。

クリーニングは痛みもなく受けられるので、検診とともに行うと、常にきれいな状態を維持できます。歯科医院をうまく活用すると、今よりも歯をきれいにすることができます。クリーニングでは、歯の表面に付いた汚れをきれいにできますが、歯の内部の汚れまでは落とすことができません。人間の歯の内部には、象牙質と呼ばれる部分がありますが、象牙質は年を重ねるごとに黄色くなっていきます。

歯の表面のエナメル質は透明なので、象牙質の色が透けて黄ばんで見えてしまいます。歯ブラシでも、クリーニングでも落とせない、象牙質の黄ばみですが、歯科医院のホワイトニングなら落とすことができます。ホワイトニングでは、漂白作用のある薬剤を使用し、歯の内部まで浸透させて、色素を分解することで歯を白くします。この薬剤は漂白濃度が高いために、歯科医院で歯科扱うことができません。

ホワイトニングというと、芸能人などの限られた人が受けるものだと考える人もいますが、今では一般の人も行うようになりました。歯が白くなることで、見た目も若々しくなり、清潔感のある口元になります。ホワイトニングの効果はしばらく続きますが、象牙質が黄ばんでしまうと、だんだんと歯の色も黄色くなってきます。メンテナンスをすることで、白い状態を維持できるので、歯科医院に相談しましょう。

歯科医院で口元をきれいにしたいという人の中には、薬剤などの影響で生まれつき歯が茶色いという人もいます。このような状態ですと、クリーニングをしてもホワイトニングをしても歯の色は変えることができません。口元にコンプレックスを持ち、人前で笑えないという人もいます。このような場合、ラミネートベニアという治療を歯科医院で行うことで、きれいに治すことができます。

ラミネートベニアというのは、歯の表面を薄く削り、削った部分に付け爪のようなチップを貼り付けることで、きれいな歯にするという治療です。削る日と、貼り付ける日の最短2回で治療をすることができ、口元をきれいにできると人気です。ホワイトニングやクリーニングでもきれいにならないと諦めるのではなく、治療したい部位があれば、歯科医院に相談してみましょう。ラミネートベニアの場合は、削る量も少なく、患者さんの負担の少ない方法で、見た目をきれいにすることができます。

気になる歯が1本だけなのか、前歯をすべてきれいにしたのかによって、治療も大きく変わってきます。レントゲンを撮影して、お口の状態を把握してから治療に入ることもあるので、どのように治すのかという計画を立てておくとスムーズです。日本にはたくさんの歯科医院があり、どこに行ったらいいか悩んでしまうという人も多いです。できれば、自分に合った先生を探して、安心して治療を受けたいと考えるのは自然なことです。

そこで、自分に合った歯科医院を探してみましょう。多くの人が、自宅から近いという理由で選んでいますが、近い先生が合う先生だとは限りません。継続的に通うことを考えれば、近いということは大切ですが、1番近くなくても、自宅や最寄り駅の周辺にはいくつかの歯科医院があるでしょう。実際に受診してみるというのはひとつの手段ですが、何軒も行くのは大変なことです。

口コミを聞いてみたり、家族などの評判をチェックしてみましょう。実際に治療を受けた感想というのは、患者さんの目線からの感想なのでとても参考になります。いくつかピックアップした中から実際に行ってみると、自分に合った先生に会える確率が高まります。治療の前に説明があるのかといったことや、院内の清潔さなど、自分でどのような歯科医院に行きたいかということを考えておくと選びやすくなるでしょう。

いきなり削られたり、抜かれるというのは、決していい先生ではありません。悪い所があったら、どのように治すのかという説明をしてくれると安心です。歯科医院に行く前に必要なのが、予約です。多くの歯科医院では予約制を採用していて、自分が行きたいときに駆け込んでしまうと、予約した患者さんの合間に見ることになるので、しっかりとした治療が受けられないこともあります。

予約は、歯科医院に電話するほかに、最近はホームページから申し込むこともできるようになりました。夜中など、歯科医院があいていないときはホームページから申し込むと便利です。急に歯が痛くなって、受診したいという急ぎの場合は、電話の方が対応が早くなります。詰めていたものが取れたり、相談したいことがある場合も、電話の方が用件を伝えやすくなるでしょう。

日曜や祝日の場合は、救急センターに連絡してみましょう。予約した際には、時間を守っていくようにしましょう。初診の場合は、問診表を書くので、少し早めに行くといいでしょう。保険証などは忘れずに持参して、口を拭くタオルなどもあると安心です。

子供の場合は、お昼寝の時間などはさけて、機嫌のいい時間を選ぶことも大切です。小児医療証などがあれば、保険証と一緒に持って行くようにしましょう。忘れてしまうと、一旦お金を払い、後日持参した時に清算するという形になります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です